みゆぷり日記

楽しいおでかけ、おいしいおやつ

しそうにないこと

運命を少しずらす感じ - Really Saying Something

「しそうにないこと」を人に迷惑かけない範囲でやる、というのは、多少は人生をおもしろくするかもしれない(迷惑かけてもいい!とか、人のことを気にしない!というのももちろんありだと思います)。

最近は、がんばった成果が出たり、その反面ほしいものが手に入らなかったり、少し状況が変わりつつあり、また新しい壁というか袋小路というかにぶつかった感じがする。どうにかしようとして、どうしたらどうにかできるか考える。現状維持が最善という結論を出したり、自分が選びたくない選択肢を考えたりしては却下している。

そんな時に冒頭のtoyaさんの記事を読んだ。無難なことばかりしていないで、何かいつもと違うことをしたら、それがたとえ小さくても自分に何か変化をもたらすかもなと思った。

自分が「しそうにないこと」を考えて、一番最初に浮かんだのは「貯金を使っちゃうこと」だった。人から見たらさもないことかもしれないけど、わたしにとって貯めてきたお金はお守りのようなものだ。2年前、震災があって、京都にきて、予想もしなかった仕事で生計を立てることになった。いっぱいいっぱいで毎日ふとんに入って「明日も仕事にいけるだろうか」と思っていた。そのプレッシャーを緩和するために、社会人1年目の目標として「半年は働かなくても生活できる額の貯金をしよう」と思った。わたしの生活コストは低いから半年の生活費といっても高額ではない。でもわたしは給与が高くない(ボーナスがない)。一気に貯めることは出来ない。毎月毎月少しずつ貯めるしかない。

1年目も、そして2年目も、自分が設定した金額を貯めることが出来た。そのうちに「明日も仕事にいけるだろうか」なんて思うこともなくなった。お守りに頼る必要がなくなったといえばなくなった。ただ貯めるのが本当に大変だったので安易な使い方はしたくないけど。

貯金を実際に使うかどうかはおいておいて、わたしは良くいえば堅実で、悪く言えばケチで臆病なのだと思う。なので、たまにはよく考えずお金をパーッと使ったり、後先考えない行動をしてみたら、何か変化が起こるかもなあと思った。