みゆぷり日記

楽しいおでかけ、おいしいおやつ

帰省

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7月9日から13日まで実家に帰省していた。家を出てから実家に帰省したのは3回目(?)で、2年ぶりだった。間が空いたのは父の転勤によって両親が県外に住んでいたから。

実家は福島県にあるけど、日常生活の上では震災の爪痕を感じる機会は少ない。でも前回の帰省の時は、まだ震災の存在を感じていた。自分自身にも生乾きの傷があったのだと思う。今回は平穏をとりもどして初めての帰省だった。日程的にも可能な限り余裕をもたせた。

福島に帰って、京都にいる時の自分の感覚を失った。休みの間に仕事に関するあれをやろうこれをやろうと思っていたのに何もできなかった。京都での生活は夢物語で、震災が起きる前の、大学生の頃の生活に戻ったような、そういう感覚だった。母の作ったおいしいごはんを食べて、酔っ払った父をてきとうにあしらって、マンガを読んで、近所のスーパーに母と歩いて出かけた。なつかしいとかではなかった。3年半前に突然途切れた日常の続きのようだった。ぼんやりして思考をまとめることができず、何も考えられなかった。京都に戻るのが怖くなった。結局は、電車や飛行機を寝ながら乗り継いでいる間に京都に戻り、気づいたら元の生活の戻っていた。何の抵抗もなく今の日常が再開した。