みゆぷり日記

楽しいおでかけ、おいしいおやつ

近況

毎日何をして過ごしているんですか

無職になって2ヶ月くらい経ち、この問いを受ける機会が数回あったが、毎度答えに窮している。無為に過ごしているせいだと思う。無為なりに、家事全般を担当しつつ、NHKの「大人の基礎英語」をテキストを買って視聴したり、散歩したりランニングしたり、新婚旅行の計画をしたり、おやつをお小遣いで買ってこっそり食べたりしている。そんなことをしていれば一日は過ぎ去る。とはいえ、最近やっと無職生活に慣れてきたので、週1でバスケを始めたり、家の大掃除を少しずつしたりもしている。「仕事をやめたらやろう」と引越し時に荷物をぶち込んで以来見ないふりをしてきた押入れなどと向き合う日々。

これが加齢

バスケを8年ぶりくらいにやったところ、すべての動作の開始が遅い。シュートは50cm手前に落ちる。これはなぜか。筋力が落ちているから。実は筋力の低下を感じることは時々あった。登山のときにしんどさを感じたり、米30kgが持ち上がらなくなったり。ふりかえると28歳の1年間でぐっと筋力が低下したと思う(現在29歳)。トレーニングしても筋力がつきづらくなった。あ〜これが加齢か〜。バスケは数ヶ月やってみる予定だけど体の負荷が少ないスポーツを楽しんだほうがいいだろうという気持ちにすでになっている。

北山マダム

ある日突然くるりにはまり、せっせと聴いている。聴きながら「京都での大学生活」に想いを馳せることがある。わたしは京都に住んだ4年間は学生ではなかったものの、周りに学生が多く、その生活を非常に近い距離で感じていた。わたしも学生生活してみたかったなあと思い「受験し直すならどこの大学にするか」「どのエリアに住むか」を考えた。結果、指定校推薦で立命館大学を受けて三条商店街の近くに住むプランを夫に提案したが無益な妄想にあきれられる。しかし受験し直すことはないが老後に住むことはできなくはないのでそちらのプランを練ることにする。北山でマダムになり植物園を日傘をさして散歩するところまで考えたものの、出町商店街近辺や二条城周辺も捨てがたい。夢は膨らむばかりだしいくら膨らませてもタダで最高。

デート

先日夫と湖にドライブ→アウトレットをぶらぶらした。その際「今日はデートっぽい」という感想を持ったため、デート感とは何かを考えたところ「目的がない」ことかもしれないと思った。目的があって車で移動したり買い物に行くのではなく、特に無目的だけど遊びに行こうぜ的な。目的をこなすことも特に悪くはないけどタスク感のない時間は贅沢でよいものである。

ほしくてたまらなかった未来に今立っている

このようにぼんやりまったり楽しく生活しているものの、仕事をしていないことに後ろめたさを感じることが正直ある。折を見て仕事をはじめる予定なので今のような生活もそう長くはない。夫と相談の上いろんな決断をしてきたし、行動を否定されたこともない(いい夫だなあ)。しかし、子供もいないので時間に余裕がありすぎる。数年自分の稼ぎで生活していてそれが当たり前になっているのもあるのだろう。家を出て長い間、望む未来に向かって必死にやってきたのに、今は何も頑張らなくてよい(もちろん頑張ったほうがいい、ということはたくさんあるけど)。

ただ、今立っているのは過去の自分がほしくてたまらなかった未来そのものである。京都で一人暮らしをはじめたばかりのとき「今ほしいものは何か」と問われ、「共に暮らす家族が欲しいです」と答えて苦笑されたのを覚えている。お金は努力すれば必要な分は稼げる、彼氏も打算的に動けばまあ作れるだろう、でも家族を得るのはとても難しい。信頼し合えて、安心して暮らせる関係性を数年かけてお互い築いてきたから今があるんだ。

家族を得て、その支えで今の暮らしがある。家族に過剰な負荷がかかっていないのであれば、その生活は悪いものではないと思う。自分が今できる形で生活を支えていければいいと思う。