賀茂川が好き(デルタより南も好きだけど)。河原で、たくさんのひとがそれぞれくつろいでる風景は、豊かさを絵に描いたみたいだといつも思う。
先週末河原にお散歩に行ったら、ちょうど枝垂れ桜が満開だった。
きれいだったなあ。
豊かさの中に間違いなくわたしも含まれていた。圧倒的な充足感があった。あの、あたたかできらきらしていて、ゆったりした世界に自分もいた。いるだけで幸せになれる場所。
いつのまにか豊かさを享受できる自分になれていて、それも幸せなことだと思った。去年の今頃は、風景がカメラを通したみたいに見えていた。自分もそこにいるはずなのにそこにいない感覚だった。いつのまに世界に両足がついたんだろう。
幸せに慣れる幸せ。