みゆぷり日記

楽しいおでかけ、おいしいおやつ

お姉ちゃん

わたしには2つ年上の姉がいます。姉が高1の1年間寮に入っていた期間以外は、姉が大学を出て就職するまでずっと一緒に暮らしていました。姉が福島の実家から京都に引越していくとき「こうやって道が分かれていくんだな」と思っていたけど、その2年後、わたしは姉の家の近所にアパートを借り、姉と同じ会社で働き始めました。

 

姉は明日結婚します。

 

姉は子供のころから恐ろしくしっかりしていて、面倒見がよくて、頭も要領もよいやたら完璧なこどもでした。でもある時期から突然派手になってしまいました。しっかりした派手な人。

 

一方わたしは田舎っぺでドジで要領が悪すぎるド根性系のまま大きくなりました。よく似ているとも言われるけど、そういう面では正反対だなと思います。名前も一字しか違わないのに。

 

姉が家を出る前は、毎晩毎晩一緒に夜更かししていました。わたしが学校の宿題をする前で、姉はひたすらパソコンをカタカタカタカタいじっていました(眉間にしわをよせて)。一緒にゲームしたり、他の人が聞いても何が面白いかわからないようなことで、ずっと笑っていたりもしました。社会のことや自分たちの将来のこと、何でも話していたし、困ったこともなんでも相談していました(相談するのは私だけだけど)。ご飯を食べにいったり買い物に行ったりもしていました。服を借りたりとかもしていました。大量に借りパクして本当にごめんなさい心からお詫び申し上げます。

 

姉がお風呂に入っている間にパジャマを隠したりとか、物陰に隠れて脅かしたりとか(浴槽に隠れて、ふたを開けた瞬間に脅かした時のリアクションが最高だった)、偽物の蜘蛛をそっとカバンにいれておいたりとか(一時期家族の中で流行った…)、よくいたずらもしていました。わたしはなぜか家の中ではずっと歌っていたし、ずっと喋っていたし(寝ても喋ってる)、正直ろくでもない妹でした。本当によく面倒みていただきました。

 

震災直後、身一つで京都にやってきたあとも、大きい支えであってくれました。生活の知恵やら恋愛相談やら一手に引き受けていただいております。2つしか違わないのに、わたしよりずっと大きいのです。

 

感謝するだけで何も返せはしないけど、せめて幸せになることを誰より祝いたいと思います。

お姉ちゃん、結婚おめでとう。