高校生のときはバスケ部だった。朝は6時に体育館にいたし、1時間もない昼休みもストレッチしたりしていたし、放課後は当然毎日練習だった。本気だった。3年間バスケしかしなかった。
ところでその本気具合でバスケしていると、めっちゃむきむきになる。気合！と思って短髪(4〜5cmくらい)にしていたので、上半身裸で歩いていても女の子に見えないレベル。胸筋動かせた。60kg担いでスクワットしていたし、30kg以上負荷かけてベンチプレスをしていたし、お腹の上で人がジャンプしても平気だった。今より筋肉だけで7kg体重が重かった。
そんなむきむき女子だったみゆぷりさんも社会人になり、彼氏もでき、「あ、これ可愛くない」ってことに気づいた。そして一昨年あたりから腕立て伏せを禁止し(たまに無性にやりたくなってた。というか今もなる)、筋肉がつくような運動(無酸素運動)をできるだけしないようにした。結果、だいぶ華奢になった。ついでに髪も伸ばした。上半身裸で歩いていたら通報されると思う。
見かけが華奢になると力もなくなる。日曜日にカラーボックスをホームセンターに買いに行ったけど、持ち上げるとぷるぷるする。持って歩くとふらふらする。ああ、これが女の子の世界なのかと思った。こんなもの持ち上げるのも大変なのかと。
世の中の女の子が「これ重ーい持てなーい＞＜」って言っているのを昔は「は？」と思ってみていたけど、女の子は本当に非力なのだと思った。無理しないでその辺の力持ちな男性にもってもらい、しっかり感謝するほうが、きっとみんな幸せだと思う。
