みゆぷり日記

楽しいおでかけ、おいしいおやつ

正倉院展

奈良国立博物館正倉院展に日曜日行ってきた。

<第64回正倉院展
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2012toku/shosoin/2012shosoin_index.html

去年に引き続き2度目だけど、毎年展示が完全に入れ替わるので初めて見る展示物のみだった。今年のメインは正倉院宝物として最も有名な瑠璃杯(るりのつき)。他にも螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)や木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)など、日本史の資料集には必ず載っているような宝物を生で見ることができた。
瑠璃杯は想像の3分の1くらいの大きさだった。1000年以上前のものとは思えないほどぴかぴかしていた。青が濃くて美しかった。螺鈿紫檀琵琶は、螺鈿は美しかったけど、あまり近くで見ちゃいけないことを知った。描かれている人面の鳥が、どうしても間抜けな顔だったから(同行者が「さくらももこ風」といっていたけどまさにそんな感じ)。個人的にはすごろくのコマがよかった。色のついたガラス玉。ガラスに銅をまざると緑、コバルトをまざると青(青緑?)になるらしい。瑠璃杯はコバルト。コバルトは日本で産出されないそう。あんなに鮮やかな青いガラスを初めて見たときは、それはもう息を呑むような気持ちだったんだろうなあ。
古文書とかも色々展示されているけど私は工芸品とか衣類のほうが興味があった。上記以外では、銅薫炉(どうのくんろ)は想像より大きくて(直径30cmはあった)、これに着物をかぶせたのかなと想像したり、紫檀小架(したんのしょうか)があまりに細かく美しくてで驚いた(木製に見える部分は象牙だった!)。

せっかく奈良まで出かけたのに風雨であまり観光はできなかったけど(本当に寒かった)行ってよかったなあ。

ちなみにここで買える草餅おいしかった。おすすめ!
http://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000222/